福岡県春日市須玖北4丁目34 2階
休診日: 水曜・木曜・日曜・祝日

練習を始める前に、「どこから手をつけるか」を決めることが大切です。この記事では、自分の苦手を整理するリストの作り方を説明します。

いきなり一番つらいことから始めなくていい

自宅での練習は、やさしいものから段階的に進めます。「一番怖いこと」からやる必要はありません。

そのためにまず、自分の苦手を整理したリストを作ることが必要です。

苦手リストの作り方

① 書き出す

自分が今、避けていること・確認していることを思いつくまま書き出します。多いほどよいので、「これは違うかも」と迷うものも全部書いてください。

例(手洗いの場合):

  • トイレのドアノブを触る
  • 公衆トイレを使う
  • 他の人の触ったものを触る
  • 生ゴミを触る

例(鍵確認の場合):

  • 自転車の鍵を閉めて離れる
  • 玄関の鍵を閉めて外に出る
  • ガスの栓を確認せずに出かける
  • 旅行先に鍵をかけたまま泊まる

② 不安の点数をつける

書き出した項目それぞれに、「不安の大きさ」を0〜10の点数でつけます。

  • 0:全く不安を感じない
  • 5:かなり不安だが、なんとかできそう
  • 10:考えるだけで耐えられないほど不安

③ 点数の低い順に並べ替える

点数が低いものほど練習の最初の課題に向いています。3〜4点くらいのものが最初の練習に適しています。

「これは違うかも」と迷ったら全部書いていい

リストを完璧に整理しようとしなくて大丈夫です。「これは強迫症状じゃないかも」と迷っても、とりあえず書いてください。

まず出し切ることが大事です。整理は先生と一緒にやればいいのです。

今週やってみること

苦手なことを3つ以上書き出して、それぞれに0〜10の点数をつけてみましょう

点数の順番に並べ替えられたら、さらによいです。

次回の受診で話してみるヒント

書いたリストを持参して、先生と一緒に順番を確認しましょう。「ここから始めよう」という項目を一緒に決めることができます。


シリーズ:自宅でできる練習ガイド

執筆・監修:精神保健指定医 野口晋宏

関連する固定ページ

WEB予約